ISOBUS関連製品

当社はISO11783、ISOBUSに関するノウハウを持っており、ISOBUS対応作業機やISOBUS対応操作コンソール、 ISOBUS対応圃場作業計画ソフトなどの開発を効率化するための通信ライブラリやツールなどを自社開発しています。
自社製品以外の他社製ISOBUSスタック(IsoAgLibやAUTOSAR等)のインテグレーションやISOBUS用の操作画面の作成など、 ISOBUSに関する開発を幅広くサポートできます。
AgGateway対応のデータコンバートやAgriRouterに対応したデータ転送なども承ります。
スポットコンサルティング等も対応しておりますのでISOBUS関連開発でお困り事があれば相談ください。


ISOBUS通信スタック

■ 特徴・サポート機能isobus stack

  • C言語ソースコードで提供される為、移植性に優れています
  • SAE J1939ネットワーク管理機能(ACネゴシエーション、NAME database管理機能)
  • SAE J1939データリンク層通信機能(TP、BAM、ETP)
  • SAE J1939診断通信機能
  • (Option)NMEA2000 Fast Packet Protocol
  • (Option)Virtual Terminal(Universal Terminal) Client通信機能(Auxiliary Functionにも対応)
  • (Option)Task Controller Client通信機能(TC-BAS、TC-GEO、TC-SCに対応)
  • 移植済みMCU:Renesas RX64M、RX72M、NXP LPC1769



ISO 11783-6 Virtual Terminal Object Pool表示用ライブラリ

表示用ライブラリを用いたVT Server Simulatorの実装例

ISO 11783-6で定義される農業機械用操作コンソール(Virtual Terminal)のGUI画面定義データであるObject Poolを 規格で定められた表現形式で表示するための表示用ライブラリです。

VT Server Simulatorの内部構成

農機操作用コンソールVirtual Terminal Serverや、そのSimulatorの開発に使用することを想定して作られたものです。
Working Set、Data/Alarm/Softkey Mask、Auxilirary Input/Function等、ISO11783-6規格中のver.2からver.6で定義される 全ての表示オブジェクトをサポートしています。ISOBUS UT gen.2相当のUT Serverの開発に使用可能です。

複数のWorking SetのObject Poolを同時にロード可能で、Active Working Setの指定により切り替えて表示可能です。
Data Mask/Softkey Mask上でのユーザ操作はイベント通知され、ISO 11783-6で定義されるコマンドを渡すことで動的に 操作画面を更新することができ、マクロにも対応している他、アニメーション等の新しいObjectにも対応しています。

ライセンスは買い切りの開発ライセンスや、デプロイメント台数に応じたランタイムライセンスなど、ご要望に応じて 複数の形態にて提供します。ライセンスに関する詳細はお問い合わせ下さい。
このライブラリは様々なプラットフォームでの使用を前提に、Dart™/Flutter™ SDKを用いたWidgetとして作成されています。

※ Dart™、Flutter™は Google LLCの商標です。当社は Google LLC から承認を受けておらず提携関係にありません。



ISOXML形式圃場作業計画データ簡易生成ツール

ISOXMLとはISOBUSのタスクコントローラが読み込んで圃場で実行可能な圃場作業の計画データの国際標準ファイルフォーマットです。
当ツールはExcelのマクロを用いて、Googl Mapsのようなアプリケーションから圃場外周の緯度・経度情報を取り込んで、 ISOBUSタスクコントローラ対応の圃場機械が取り込んで実行可能な作業計画データを簡易に作成することができます。


簡易FMIS(圃場タスク計画)ツール


その他ISO 11783/ISOBUS関連開発支援ツール

ISOBUS作業機等の開発時には、通信相手となるVT(UT) Server、TC Server、GPSシミュレータなど様々なツールが必要となります。
当社ではそのような開発支援ツールも開発しております。


UT server/TC server/GPS simulator


圃場農機関連IoTシステム研究開発

当社ではノーステック財団の2020年度のスタートアップ研究補助金の採択を受け、 北海道立総合研究機構と共同研究「AI 活用のための国際規格対応圃場農業機械情報ハブ基盤開発」 を実施し、国際標準通信方式を用い相互データ運用性を重視した圃場農機データのIoT活用のための 通信基盤を試作に着手し、その後も開発を継続しています。
  組込みだけではなく、IoTシステムのためのサーバサイドアプリケーションの開発も行っており、 国際標準通信方式やデータフォーマットを用いることで、個別の農機メーカや営農支援システムに   閉じず、利用者同士が自由にデータを交換したり相互利用をできる農業データ基盤を構築することで、 農業データの高度利活用を推進すべく研究開発に取り組んでいます。
現在、農業データに関するオープンなエコシステムを構築するため、共同研究・実証のパートナーを募集中です。


Agri IoT System