port industrial automation GmbH社CANopenソースコードライブラリ及び開発ツール
port industrial automation GmbH製プロトコルスタックの取り扱いの終了について
2025/8/1にNXP Semiconductors社がport社を買収し、portはNXPの一部門となることが発表されておりましたが、
この度NXPの旧portのプロトコルスタック関連製品の扱いの方針が決まりました。
今後、NXPは旧port製プロトコルスタックを単体で外販することはなくなり、NXP製マイコン・プロセッサとのバンドル販売のみとなります。
これに伴いまして、当社による旧port製プロトコルスタックの販売は終了となり、またすでにプロトコルスタックをご購入のお客様の
保守契約に関しましても更新が不能となりましたので、お知らせします。
ANSI-C CANopen Master/Slave Library
CANopenライブラリはSlaveのみ対応版とMaster/Slave両対応版のライセンスがあります。
ANSI-Cのソースコードとして提供され、移植性に優れまた開発時のデバッグ・解析もやりやすくなっています。
Optionとして各種追加モジュール・Profileテンプレートも提供しております。
■ 基本機能(Master/Slaveのパッケージにより異なります)
- NMT Master/Slave
- SDO Server/Client Segmented Transfer
- PDO Producer/Consumer
- LSS Service
- Dyamic Mapping
- Bitwise Mapping
- Heartbeat Producer/Consumer
- EMCY Producer/Consumer
- Time Producer/Consumer
- LED Indicator
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■ オプションモジュール機能
- SDO Block Transfer
- SDO Manager
- MPDO Source/Dest. Mode
- NMT Flying Master
- Safety Communication
- Redundancy Support
- 各種アプリケーションプロファイル
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ANSI-C CANopen Driver Package
180以上のマイコンに移植済みで、標準ドライバパッケージとして提供されています。
お引き合い時には使用予定のマイコンの種類をお知らせください。
WindowsやLinux用ドライバも有り、PC上で動作するアプリケーションを実装することも可能です。
また新しいマイコンへのポーティングも対応しています。
■ 対応マイコンの例
- Renesas RX, RL, R-IN, Synergy
- STMicro STM32F
- Infineon XMC
- NXP LPC
- TI MSP
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Windows・Linux上でもご利用いただくためのドライバパッケージがあり、PC上で動作させることも可能です。
CANopen Design Tool
CANopen Design Toolは使用するハードウェアやオプションの設定、Profile、交換メッセージの
定義などをGUI上で編集し、迅速にライブラリの設定ソースコードやEDSファイルの自動生成を行う
ためのツールで、ソースコードライブラリとセットでご利用いただくものです。
CANopen Device Monitor
CANopen Device Monitorはオンラインでのデバイスコンフィギュレーションやモニタリングなど
CANopenデバイスの通信動作確認を行うためのツールです。